ようこそ ! ヤマハソアリングクラブのHPへ (活動のご案内)

活動のご案内Information

  YSCの活動全般について、ご説明します。


フライト訓練の概要について

  • 活動日:
    基本的に毎週日曜日ですが、不定期に土曜日実施の場合もあります。またGWなどの連休時には、日曜日でもフライトしない場合があります。
  • 訓練可能な天気:
    日中の天気は晴れもしくは曇りで、雨が降っていない・降る予報もない日で、且つ風が南北の場合は問題ないですが、東西の場合は、風速4m/秒以下でないとフライトに支障があるので、晴れていても中止になります。
    冬場は「遠州のからっ風」の影響で、決まって西寄りの強風となり中止するケースが多々あります。
  • 集合場所:
    機材を滑空場へ運ぶ為に、まず滑空場近くの格納庫に集合します。
  • フライト訓練場所:浜北滑空場
    天竜川河口より上流へ25kmの所にある飛竜大橋のすぐ下流で、浜松市側の河川敷に南北(10-190)に1,000mのグラスランウェイを持つ「浜北滑空場」がYSCの活動拠点です。
    ここを中心に半径5NM(ノーティカルマイル=海里で約9km)の範囲で、グライダー・モーターグライダーによる操縦訓練やジョイフライトを行っています。このホームページのアクセスのページも参照ください。
  • 活動時間:
    朝 8:00に格納庫に全員集合し、滑空場へ機材運搬後、組立・点検、飛行前ブリーフィングを行った後、10:30頃よりフライト開始。昼食を挟んでフライト再開。(飛行条件良好な場合は飛行継続もあり。この時は交代で食事)
    日没2時間前のラストフライト後、機材を片付け、格納庫へ運搬・収納後、デブリーフィングをして終了です。
    ホームにある「あるクラブ員の日曜日」のページには、活動内容を写真入りで説明をしていますので参照ください。
  • お手洗い:
    滑空場にはお手洗いの設備はありません。
    少し不便ですが、車で3分程の鹿島橋袂にある公衆トイレを利用、もしくはコンビニ、スーパーのお手洗いを利用ください。このホームページのアクセスのページも参照ください。

グライダーの離陸方法について

サービス名

グライダーの場合は動力がないので、浜北滑空場では「ウインチ」と呼ばれる巨大な糸巻機の様な機械で、直径5mmの鋼索(通称:ワイヤ)を高速で巻き取り、凧揚げの要領でグライダーを曳航し、上空へ引き揚げ(=発航)ます。
ウインチ近くまで曳航すると、ウインチ側でパワーを緩めるのと同時にグライダー側は滑空姿勢を取り、ワイヤを切り離して自由飛行に移ります。切り離したワイヤは地上に落ちた衝撃で痛まない様、パラシュートを取り付け、ゆっくりと落下させている間にワイヤを巻き取ってしまいます。
一方、モーターグライダーの場合はエンジンがあるので、エンジンのランナップ後、離陸位置からエンジン全開で滑走を開始し、自力で離陸します。








フライト概略 (グライダー)

  • まずグライダーの外部点検をします。その後、前席に練習生、後席に教官が乗り込み、内部点検を引き続き行います。
  • 内部点検完了後、ウインチから約1,000m伸ばしたワイヤをフックに掛けます。
  • グライダー側の準備が整うと、ピスト(指揮所)からの「準備よし・出発用意」の無線指示で、ウインチはゆっくりとワイヤを巻き取り始めます。
  • 弛んでいたワイヤが張ると、ピストから「出発!」の無線指示で、ウインチは一気に時速120km/hまでワイヤの巻き取り速度を加速します。グライダーは時速60km/h前後で離陸しますが、距離にして20~30m程です。続いて緩やかに上昇姿勢に移り、機体により若干の違いはありますが110km/h~120km/hで順調に上昇を始めます。
  • ウインチ手前まで曳航されると、ウインチはパワーを落とします。同時にグライダー側でワイヤを切り離すと、後は自由なフライトの開始です。
  • 場周経路周辺に発生する「上昇気流」を探し、見つけるとトンビ同様に旋回をしながら徐々に高度を取っていきます。目に見えない上昇気流を探し自然の力だけで上昇する!、これがグライダーパイロットにしか味わえない醍醐味です!
  • 高度が取れると遠くまで足を延ばし、半径5NM(9km)圏内を自由に飛行します。高度3,000ft(フィート、凡そ1,000m)を超えると、高度とポジションを浜松基地にあるレーダー局へ通報し、周辺を飛行する飛行機やヘリなどとの衝突防止を図ります。
  • 1時間を越えるフライトの場合は、ピストから無線で搭乗交代の旨、指示が入るので、練習課目を実施しながら降下、着陸します。
  • 上昇気流が見つからない場合は、場周経路上で飛行課目の練習をしながら徐々に降下し、着陸します。この場合、凡そ10分程のフライトで着陸します。

フライト概略 (モーターグライダー)

  • まずモーターグライダーの外部点検をします。その後、左席に練習生、右席に教官が乗り込み、更にチェックリストに従って内部点検を引き続き行います。
  • 内部点検完了後、チェックリストの手順に従いエンジンを掛け、エンジン計器を点検します。
  • 全ての点検が終了すると、「JA2352 Taking Off」の無線通報後、離陸滑走を開始します。加速して来たらまず尾輪を浮かせ、路面抵抗を減らして増速を続け、75km/hで離陸します。
  • その後上昇を続け、1,000ft前後でプロペラ・ピッチを離陸時のクライム・ピッチから、クルーズ・ピッチに変更します。
  • これら離陸の手順が完了し巡航の上昇に移行したら、VHF無線を浜北フライトサービスから浜松基地のレーダー局にスイッチします。浜松レーダーにコンタクト出来たら、フライトのインテンション(飛行概略)を通報し、レーダーアドバイザリーをリクエストして飛行機やヘリなどとの衝突防止の安全対策を図ります。
  • 浜北滑空場から半径5NM(9km圏)外を飛行する場合は、事前に飛行計画書を作成し、それに従い燃料の搭載とフライトプランを通報した後に、離陸します。
  • 浜北ローカル、もしくは半径5NM(9km圏)外飛行を完了したら、浜松レーダーへMisson Completeを通報し、無線を再び浜北フライトサービスにスイッチし、着陸の為のLanding Informationを要求します。
  • 着陸に支障がない場合、グライダーよりも大きめに設定された場周経路を回って着陸します。
  • 浜北滑空場より半径5NM(9km圏)外飛行の為、フライトプランを通報していた場合は、直ちにプラン・クローズを通報して、フライトを完了します。
  • 動力フライトが出来る特徴を生かして、近隣の風光明媚な浜名湖周遊やエコパ・法田山上空へフライトします。

着陸に向けた場周のイメージフライト

最終進入

Google mapの写真で、実際に着陸に向けて飛行している場周コース、及びその時の景色の見え方などの詳細を紹介します。
頭の中で、イメージフライトしてください !

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高高度、クロスカントリーフライト記

最近はあまり記録を取っておらず古い記録になりますが、複座ASK21にて浜北滑空場から北へ16Km先の秋葉神社を回り、西へ8.5kmのフルーツパークを周回して来た記録です。最高高度は2,100mまで上昇した記録をご覧ください !

最終進入