ようこそ ! ヤマハソアリングクラブのHPへ (YSCについて)
以下に、YSC入部費用からフライト料金から自家用操縦士=プライベートパイロットのライセンスを取得するまでの道のりを紹介します。
■クラブ参加資格と飛行訓練について
クラブ員は、ヤマハ発動機(株)とヤマハ(株)及び関連会社の従業員と家族(OB含む)で構成され、その福利厚生を目的にしていますが、お取引先の方も在籍しています。
またその他公共の認める航空関係のクラブに所属する方・当クラブに貢献出来る方も、理事会承認を経て在籍しています。
会員は操縦練習をする操縦練習会員が主な構成員ですが、これとは別に操縦練習をせず週末のフライトを楽しみたい人はジョイフライト会員としてフライト可能です。この場合は基本的に教官操縦のフライトに同乗する事になります。
■クラブ規則について詳細を確認したい方
こちらのヤマハソアリングクラブ会則をご覧ください(PDF)
イラストをクリック ⇒
■クラブに入会するには
世知辛い話しですが、クラブの費用とフライト料金当の話から。
① 入会金 | 20,000円。(飛行記録を記載するフライトログを進呈します) |
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② 月会費(操縦練習会員) | 1,500円/月を開始月~年末までの分。以降は1年分を年末に銀行引落し。 |
③ 月会費(JOYフライト会員) | 1,000円/月を開始月~年末までの分。以降は1年分を年末に銀行引落し。 |
機体 | 最初の10分 | それ以降 | フライト料金 |
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ASK21(シリウス) | ¥1,500 | ¥150/分 | ¥1,500+(¥150 x(飛行時間-10分)) |
Discus(オリオン) | ¥1,500 | ¥150/分 | ¥1,500+(¥150 x(飛行時間-10分)) |
G109B(ファルコン) | ー | ¥150/分 | ¥150 x 飛行時間 |
操縦練習を始めるまでの準備事項(航空身体検査と操縦練習許可書、及び操縦練習の届出)とフライトログの記載について説明します。
■操縦練習を始めるまでの準備事項について
■学科の勉強会について
YSCでは、自家用操縦士の学科試験、及び実地試験オーラル合格を目指し、1回/月のペースで11回/年の学科勉強会を、教官及び教官候補生が実施しています。安全運航を維持する為には技能証明を持っている者もこれから取得する者も繰り返し勉強する事が安全運航に有益であると考えています。もちろんこちらは無料で実施しています。
勉強課目は以下のとおり。
①機体の取り扱い(飛行規程)等
②航空工学
③航空気象
④航空法規
⑤航空医学
⑥航法(ナビゲーション)
学科の講習予定は、概ね1年をかけて以下のような要領で開催しています。みっちり勉強しますよ~!
■自家用操縦士=プライベートパイロットまでの道のり
自家用操縦士になるには、概ね以下のようなフライト訓練・回数が必要になります。安全なパイロットとして育てるにはそれなりに時間と費用もかかりますが、避けて通れない道のりです。これをいい加減にすると事故の憂き目に合うことに・・・。
■クラブ員の目標管理制度
グライダーを安全に発航し、飛行管制を行い、安全に着陸させる為には、幾つかの公式免許のみならずグライダー運用に関する知識と技能が必要とされます。この為、これらの免許・知識・技能を多くのクラブ員が獲得し、フライトをより安全に且つスムーズに行える様、これまでの経験などに基き獲得目標を毎年初の総会時に定め、前年度の目標の達成度を確認し合い、お互のスキルアップを目指しています。
これらの獲得指導には、既にその資格や免許を持つ先輩クラブ員や教官が指導を行い免許取得を促進し、クラブ内認定技能にあっては認定資格を持つクラブ員(主に教官)がこの認定に当たっています。また目標の中には、獲得したらフライト無料になる特典付きのものもあり、皆さん楽しく切磋琢磨しています。
グライダーの安全運航を担保し且つスムーズに実施する為に、滑空場の保全・芝(草)刈りや関係機関との連携、及び安全運航のルール策定と周知徹底による安全対策を図っています。
■滑走路整備について
浜北滑空場は天竜川河川敷を利用した芝のグラスランウェイで、滑走路の保全と離着陸時の安全を担保する為に一定の刈高を保つ必要があります。この為、雑草が伸びない様、また芝をしっかり根付かせる為にも夏季シーズンの草刈が必須で、クラブ員がボランティアで汗を流しています。
4月頃から10月頃までの半年間は、1回/月の草刈を実施しており、この為の刈払い機やバロネス=大型草刈マシン(遠州GCと共同)を保有・運用しています。
■耐空検査整備と耐空検査について
グライダーが飛行をする為には機体の「耐空証明」が必要です。車で言う処の「車検」の様なもので1年間有効です。
これは所定の整備・記録を実施した後、飛行試験を行い安全が確認されたら発行されます。
整備はクラブ員で実施可能ですが、耐空検査は所定の資格を持つ耐空検査員により実施されます。YSCでは耐空検査員の資格を持つ為田中教官に、3機全ての検査をお願いしています。
■特定操縦技能者証明について
航空法第71条の3第1項の規定により、航空従事者技能証明(パイロットライセンス)を持つ者は、2年毎に操縦操作の能力、非常時の操作に関する知識、航空法規の改正点に関する知識等を有するかどうかについて、操縦技能審査員の審査を受け合格しなければなりません。YSCでは教官がその審査員の資格を持っており、この確認に当たっています。
■JAPA主催航空安全講習会について
JAPA(日本操縦士協会)主催の航空安全講習会に、主に航空従事者技能証明を持つパイロットが隔年の頻度で参加し、航空安全に関わるトピックス、関連法規改正のポイントなどの解説を聴き、学んでいます。参加者には所定のステッカーが配布され、フライトログブックに参加証明として貼付しておきます。
■浜北スカイスポーツ連盟と浜松市体育協会、及び会議体について
浜北滑空場を使用したスカイスポーツの振興と安全確保の為、浜北滑空場の使用団体が浜北スカイスポーツ連盟(通称HSR)を組織している。また各種情報や安全情報等を共有・指導頂く為に、HSRとして浜松市体育協会に加盟しています。
この為、浜松市体育協会の各種イベントへの出役義務があり組織団体交代で担当しています。
また会議体として、国交省、浜松市、HSRでこの会議体を組織し、浜北滑空場の利用における安全を担保しています。
■浜北滑空場での航空安全担保の取り組み
グライダーの安全運航に関しては、個々人の知識と技能だけでなくそこで活動する団体全てが安全の為のルールを作り、それを守って運航することが重要です。
そこで上部団体として組織している浜北スカイスポーツ連盟で『天竜川浜北滑空場「滑空機安全運航規程」を策定し、傘下団体所属員に周知徹底して安全運航に努めています。